確認と改善のポイント(戸建て編)
キッチンは使いやすく、汚れにくい、そして掃除がしやすいことです。楽しみや交流の場にもなります。
〇コンロの消し忘れの心配がありませんか(共通)
〇カウンター下の収納が使いにくくないですか(共通)
〇調理の手元が明るく、コンセントもありますか(共通)
〇シンク、換気扇の掃除が辛くありませんか(共通)
□家族、友達と一緒に調理が出来ますか(楽に楽しく)
□電気器具や食品ストックの置き場所がありますか(楽に楽しく)
課題は
コンロの火を消し忘れによる空炊きなどが火災事故の原因になっています。
消し忘れで「ヒヤリ」としたことがあれば、対策を考えましょう。
改善は
電気IHコンロにすることがひとつの方法です。ただ、新しい機器の使い方に慣れるには時間が必要です。IHコンロにしたために料理を止めた方もいらっしゃいます。
ガスでも様々な安全対策が出ていますので、比較検討ください。
課題は
高齢になると高い棚はますます使いづらくなります。かがんだ姿勢での物の出し入れも出来るだけやらないで済ませましょう。
改善は
最近のキッチンでとても進化したのは収納です。引き出し式のキャビネットは楽な姿勢で利用でき、収納量も大幅に増えます。
課題は
調理、洗面、読書など細かな作業をする時は高齢者は一般の人より2倍程度の明るさが必要です。
収納の中、冷蔵庫の中を見る時も明るさが不足すると不便を感じます。
改善は
手暗がりにならないよう、照明の個数、位置や大きさ(長さ)も考えて設置しましょう。
コンセントは電気調理器具をキッチンのカウンターやダイニングテーブルでどういう風に使うか考えて用意します。
食事の場所の明るさも2倍と言われています。 服薬などでも間違えることが無いよう明るく出来る機器を選びましょう。
課題は
高齢になるとだんだん家事が大変になるのですが、女性の7~8割の方が出来るだけ料理を続けたい、男性の3割以上の方が料理をしたいと望んでいらっしゃいます。
手入れが楽で、清潔快適にできるキッチンが料理を続けるポイントです。
改善は
キッチンのカウンター、シンク、そしてグリルや換気設備の素材や仕組みは、以前と比べ大きく改善改良されました。使いやすく、汚れにくい、そして掃除がしやすいキッチンであれば、より長く料理を続けられます。
課題は
キッチンの役割も子育て期と高齢期では違ってきます。家事という事ではなく、趣味として、楽しみとしてキッチンを使いませんか。お友達やご家族との交流の場として過ごせるかどうかもポイントです。
改善は
例えばオープンカウンター型のキッチンなら、話をしながら、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、一緒に料理を楽しめるのではないでしょうか。
課題は
家族が少なくなり、日常必要な食器具などは減ってきます。一方で、昔は無かった電気調理器具や食材、調味料などが増えています。これがいつの間にかダイニングテーブルなどに置かれていませんか。
改善は
収納を見直すと、調理の動作、動線がシンプルになり、楽しく・楽になります。調理器具を置く棚もスライド式で場所をとらないものもあります。
このサイトは2021年5月に公開しました。
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