確認と改善のポイント(戸建て編)
いわゆる「断捨離」ではなく「自立度が落ちてきた時(体の動きが少し悪くなって来た時)に生活しやすい」ことを目標にします。捨てることが大事なのではなく、いつも使うものを、使いやすい状態にしておく、という事です。
〇暖房器具などが一年中出ていませんか(共通)
〇収納場所が無く床置きしていませんか(共通)
〇よく探し物をしていませんか(共通)
△押入れの高い低い場所の利用が辛くありませんか(住み続けられる)
課題は
暖房器具、除湿器、加湿器など、季節の機器は使い終わったらしまっていますか?
季節ごとの収納の入れ替えがだんだん億劫になってきます。
2階の空いた子供部屋などを収納スペースとして活用することが多いのですが、介護が必要になると1階だけで生活するようになります。
季節やたまにしか使わない物が出しっぱなしになってると、リビングや食堂などの床が狭くなり、動きにくくなります。
要介護になると、加湿・除湿機、空気清浄・消臭機などが増えることがあります。
改善は
1階の収納の見直しをします。使わない寝具などを2階に移し、暖房器具などの収納スペースを作ります。
押入れの扉を3本引きにする、棚板の位置を変える、縁側の奥などに収納スペースを設ける、などで収納量を増やします。
課題は
すっきりした空間に住むのはとても気持ちのいいものです。
使いやすい収納があれば、毎日の生活が楽しくなると思われませんか。
ゆとりの無い収納は出し入れも難しくカビ、そして臭いの原因にもなります。
高齢者の収納は食事と同じ「腹八分」、詰め込まないことです。
改善は
「引っ越すとモノの整理が出来る」ように、お勧めは収納スペースのリフォームや収納棚の買い替えです。「そこまでは必要ない、今の収納で考えたい」のであれば、まず収納スペースを作ることです。
その上で、「どうしたら使いやすい収納にできるか」は様々な本や雑誌の特集があります。そうした中からご自身に、ご家族に向いているやり方を試されてはいかがでしょう。
課題は
収納スペースが不足していたり整理されていないと、「ちょっと置いてしまう」「たまたま空いていた場所に置く」という事が増えてきます。
そして見つからずに買い増して、いつの間にかモノが増えてしまいます。
改善は
いわゆる「断捨離」ですが、処分するのではなく、「日常使っているもの、必要なものを選ぶ」ことです。そして、必要なものは出しやすいように収納をします。
「いつか使うかも知れない」ものは段ボールなどの収納ケースに入れ空いている部屋に置きましょう。そして「なにがどこに」という表示をしておくことです。
課題は
物の出し入れが不安定ではありませんか? 辛くはありませんか?
体に負担が無い安全な場所に物をしまえることは、これからの生活の大切なポイントです。特に肩から上には力が入りにくくなります。
改善は
高い場所は自分では使わないという前提で押入れの使い方を考えます。
このサイトは2021年5月に公開しました。
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